【腸崩壊】難病382倍の衝撃。日本人の腸壁が「静かに破壊」されている理由と対策
〜身体教育家が紐解く、食の歴史と“腸の観察力”〜
【注意事項】
本記事は、医学的治療を目的としたものではなく、生活習慣・食養生・身体理解の観点から行う情報提供です。症状がある方は必ず医療機関にご相談ください。
こんにちは、身体教育家の佐藤昌史です。
近年、腸に関わるトラブルを抱える人が驚くほど増えてきました。「なんとなくお腹が弱い」というレベルではなく、医学的な難病まで急増しているのです。
過去30年間で、難病「潰瘍性大腸炎」が実に382倍に増加しました。
これは感染や遺伝では説明できません。原因は「食」と「習慣」による、腸壁の物理破壊です。
1. いま、私たちの腸に起きていること
腸壁は、栄養を吸収するだけでなく、毒や異物から体を守る防波堤です。ところが現代人の腸は、栄養の吸収以前に、壁そのものが壊れているケースが増えています。
その現象の名前は「リーキーガット」
腸の細胞同士は、本来ぎゅっと密着しており、外敵を通さない構造になっています。しかし、小麦などに含まれるグルテンが、この密着を解く原因になります。
つまり、腸壁に“すき間ができる”のです。
腸に穴が空いた状態で未消化物が入れば、それを“敵”と誤認し、身体は炎症を起こします。
免疫反応の暴走(腸疾患・アレルギー・慢性炎症との関連)
2. なぜ、小麦が腸を壊すのか?
理由①:グルテンが腸の接着剤を“ゆるめる”
腸壁の細胞同士は「タイトジャンクション」という接着でつながっています。小麦のグルテンは、これを溶かす方向に働きます。
壁のコーキングが溶けた家を想像してください。わずかな隙間から、水や虫が侵入します。
理由②:咀嚼不足が「大きな異物」を腸に送り込む
厚生労働省が推奨する「噛ミング30」
政府が「一口30回噛む習慣」を推奨しているのは、単なる健康キャンペーンではありません。咀嚼不足が、消化不良 → 腸への負担 → 吸収異常 → 免疫暴走につながるからです。
※引用:厚生労働省「噛ミング30(食育)」
よく噛まないまま、パンや麺を飲み込むと、腸には巨大なデンプンの塊が到達します。
壊れた腸壁 + 未消化物の塊=炎症のスイッチ
例え:緑茶を楽しむのに、急須の“茶こし”が壊れている状態
本来なら繊細な成分だけ抽出したいのに、茶葉そのものが口に入ってきます。腸壁とは、あなたの体の「茶こし」なのです。
3. なぜ今、これほど腸トラブルが増えたのか?
戦後から始まった「食の欧米化と3世代連鎖」
- 学校給食からパン・脱脂粉乳が導入
- 母体の腸内環境が変化
- 産道で赤ちゃんへ“腸内細菌”が受け継がれる
つまり腸の状態は、食べ物だけでなく、世代を超えて連鎖するのです。
4. 壊れた腸を修復する方法
腸を修復する「2つの実践」
① 壊す原因をやめる(四毒に頼らない期間をつくる)
小麦・植物油・乳製品・砂糖。この4つは「制限」ではなく、体を観察するための4つのヒント。少し離れる期間をつくると、変化が見えます。
② 伝統食へ戻す
ご飯・味噌汁・発酵食品を軸にする。特にぬか漬けは腸壁修復の味方。
腸に優しい食材は、あなたの体を“育てる栄養”になります。
5. セルフケアとは「方法」ではなく「観察力」
腸を整えることも、姿勢を整えることも、大切なのはテクニックより、気づく力です。
緑茶を丁寧に淹れると、香り・色・温度を感じ取れます。身体も同じで、観察するほど応えてくれます。
だから私は、身体教育家として「治す人」ではなく「観察力を育てる人」でありたいのです。
シリーズ《からだを育てるセルフケア学》
— 自分の身体を、丁寧に育てる —
一般論ではなく、あなた自身の身体の特徴を読み解きたい方のための学び時間です。
※診断・治療を目的とするものではなく、身体理解と判断力を育てるための身体教育です。
本記事は著者の見解と参考文献に基づく一般的解説であり、特定疾患の治癒を保証しません。食事療法の変更は必ず医師・専門家にご相談ください。

