50代からの “食と身体のセルフケア”
病院でも整体でも変わらなかったあなたへ
はじめに——「もう変わらない」と思っていませんか?
50代を過ぎると、多くの方がこんな悩みを抱えます。
- 前より疲れやすい
- 寝ても回復しない
- 病院にも整体にも行ったけれど、スッキリしない
- 薬も効いた気がしない
そんなときに私がいつもお伝えしたいのは、
「あなたの身体は、まだ変われる可能性が十分ある」ということです。
そのカギになるのが、たった2つ。
- 何を食べているか(毎日の食べ方のクセ)
- 毎日、身体をどう扱っているか(セルフケアの習慣)
このページでは、難しい専門用語はなるべく使わず、
50代からでも間に合う「食」と「身体のセルフケア」の整え方を、やさしくまとめました。
「一生完璧に守らないといけない」ではなく、
「調子が良くなったと自分で感じるまで、しばらくお休みしてみる」
くらいの気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。
なぜ50代から不調が増えやすいのか?
50代になると、体の中では静かにこんな変化が起きています。
- 代謝がゆっくりになる
若い頃と同じ量やペースで食べると、使い切れないエネルギーが増え、内臓や血管の負担になりやすくなります。 - 血糖値の波が大きくなりやすい
小麦料理や甘いものが多いと、「急に元気 → そのあとどっと疲れる」という血糖ジェットコースターが起きやすくなります。 - 炎症がおさまりにくくなる
関節の痛み、腰や肩の重さ、なんとなく続くだるさの背景には、「慢性的な炎症」が隠れていることも多いです。 - 回復に時間がかかる
一度、調子を崩すと、元の状態に戻るまで時間がかかります。
ここで大事なのは、「年だから仕方ない」とあきらめるのではなく、
負担になるものを少し減らし、身体が整いやすい方向にそっと寄せていく
という考え方です。
体を重くしやすい「4つの食べ物」
ここでは「これを食べたらダメ」という意味ではなく、
「調子が整うまで、いったん距離を置くと楽になりやすいもの」として考えてください。
① 小麦の多い食品
パン、パスタ、うどん、ラーメン、クッキー、お菓子など。
② 甘いもの(砂糖・甘味料)
ケーキ、和菓子、ジュース、清涼飲料、スイーツ全般。
③ 乳製品(摂りすぎ)
牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなど。
④ 精製された植物油
サラダ油・大豆油・キャノーラ油などで揚げた揚げ物やスナック、お惣菜のフライなど。
精製植物油は、身体の炎症を長引かせやすい油と言われています。
身体がよろこぶ「和」の食べ方に戻してみる
① 玄米(まるごとのお米)
ビタミン・ミネラル・食物繊維・自然な油が「まるごと」入っています。
② 発酵食品
納豆・味噌・糠漬け・ぬか床・本醸造の醤油など。
③ 野菜(特に根菜・緑黄色野菜)
味噌汁・煮物・おひたしなど、シンプルな和の調理法と相性が良いです。
④ ごま・海藻・だし
ごま、海藻、煮干しや昆布のだしなどを、ふりかけのように少しずつ足していきます。
一度お休みしてみたい「意外な落とし穴」
① 果物(糖度が高い現代の品種)
② 干し芋・干し柿などの乾燥フルーツ
③ ナッツ類(油分が多い)
これらも「一生禁止」ではなく、
「調子が整うまで、いったんお休み」というイメージで大丈夫です。
無理なく続けるための「5つのステップ」
- 精製された植物油をお休みする
- 発酵食品を毎日に少しずつ
- 血糖値のジェットコースターをやめる
- 朝いちばんの白湯 or 緑茶タイム
- がんばりすぎない・我慢しすぎない
まとめ——あなたの身体は、まだ変わる
50代からの身体は、「もう手遅れ」ではありません。
負担になる食べ物をしばらくお休みし、整いやすい食べ物を少しずつ増やしていくことで、
「なんだか前よりラクになってきた」という実感を取り戻していくことは十分可能です。
ご注意
ここでお伝えしている内容は、一般的な健康習慣・セルフケアの情報であり、特定の病気・症状の診断や治療を目的としたものではありません。
持病のある方、薬を服用中の方は、必ず主治医や医療機関と相談のうえで、食事や生活習慣の変更をなさってください。
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