【40年で3倍】口腔がん激増の真実。「口の中の炎症」を止めるための食と構造の知恵
こんにちは。身体教育家の佐藤昌史です。
今回は、近年激増している「口腔がん(舌がん・歯肉がん)」について、その医学的背景と、身体教育(構造学)の視点から解説します。
動画のデータによれば、口腔がんの患者数はこの40年で約3倍に増えています。
なぜ、これほどまでに増えているのでしょうか? その答えは、現代人の「食」と「身体の冷え」にあります。
【もくじ】
- 舌や歯茎に溜まる「毒」の正体
- 植物油は分解されない「神経毒」である
- 身体教育家が見る「低体温」と「癌」の関係
- 解決策:炎症を消し、熱を作る2つの習慣
- まとめ:口の中は身体の鏡である
1. 舌や歯茎に溜まる「毒」の正体
口腔がんは「口の中の出来事」だと思われがちですが、実は全身の「慢性炎症」が局所に出た結果に過ぎません。
特に、粘膜が薄く血管が豊富な「舌」や「歯茎」は、血液中の毒素が蓄積しやすい場所です。
現代病の元(4つのリスク)
吉野先生が警鐘を鳴らす、細胞を傷つける4大要因です。
- 小麦(グルテン): 腸壁を荒らし、有害物質を血中に漏れ出させます。
- 植物油(酸化): 体内で過酸化脂質となり、粘膜にこびりつきます。
- 乳製品(カゼイン): 慢性的なアレルギー炎症を引き起こします。
- 甘いもの(糖化): 組織を焦げ付かせ、脆くします。
2. なぜ「植物油」が最悪の神経毒なのか?
特に口腔がんとの関連で注意すべきは「植物油(オメガ6)」です。
サラダ油や加工食品に含まれる油は非常に酸化しやすく、体内で「アルデヒド」という猛毒に変化します。
この「油由来のアルデヒド」の恐ろしい点は、酵素で分解されにくく、長期間体内に残留することです。
それが舌や歯肉の細胞膜を硬化させ、酸素欠乏を引き起こし、癌化のスイッチを押してしまうのです。
3. 身体教育家が見る「低体温」と「癌」の関係
ここからは私の専門分野である「構造学」の視点です。
癌細胞は、35度台の「低体温・低酸素」環境で最も増殖します。
では、なぜ現代人は体温が低いのでしょうか?
その最大の原因は、「足のポンプ機能不全」です。
靴と歩行の罪
現代の靴で足を固め、踵(かかと)からドスンと落とす「大股歩き」をしていると、ふくらはぎのポンプが十分に働きません。
全身の血液循環が滞り、新鮮な酸素が細胞に届かず、体温が下がります。
- 食の毒(化学): 炎症を起こす材料が入ってくる。
- 構造の毒(物理): 循環が悪く、毒を排出できない。
この悪循環を断ち切らない限り、根本的な解決にはなりません。
4. 解決策:炎症を消し、熱を作る2つの習慣
今日からできる「命を守るためのアクション」はシンプルです。
① 食の引き算(抗炎症の食事法)
まずは「悪いものを入れない」こと。
特に植物油と甘いものを控えるだけで、口腔内の粘つきや炎症は劇的に減ります。これは細胞レベルでの「火消し」です。
② 小股歩き(熱の産生)
足指が使える靴を選び、「小股」で丁寧に歩いてください。
足の前側から優しく着地することで、筋肉のポンプが作動し、全身に温かい血液が巡ります。
さらに、血管を若返らせる「一酸化窒素(NO)」も分泌され、癌に負けない強い身体が作られます。
まとめ:口の中は身体の鏡である
口の中に異変があるということは、全身の細胞が悲鳴を上げているサインです。
「食の引き算」で毒を断ち、「小股歩き」で熱を巡らせる。
ご自身の身体という資産を守るために、今日からできるこの2つの習慣を始めてみてください。
身体は必ず、良い方向へ応えてくれます。