膵臓という「油の要所」から考える|食の引き算で“見えない負担”を減らす整え方

膵臓という「油の要所」から考える|食の引き算で“見えない負担”を減らす整え方

たとえば、こんな日常はありませんか。
忙しい日の昼は、揚げもの・麺・甘い飲み物で「とりあえず」済ませてしまう。
夜は疲れて、ついコンビニや外食で“こってり”を選ぶ。
すると数日後、身体が重い。眠りが浅い。胃がもたれる。気持ちも落ち着かない。
でも「年齢のせいかな」「気合いが足りないのかな」と流してしまう。

ここで大事なのは、あなたの努力不足ではありません。
多くの場合、身体の設計(仕組み)と、今の生活環境(食・姿勢・習慣)のズレが、じわじわ積み上がっているだけです。

その不安と違和感は、ここで一緒に整理できます。お任せください。

第1章:なぜ今まで救われなかったのか

うまくいかなかった理由は、シンプルに言うと3つです。

  1. 「見えない負担」が中心にある
    身体には、外から分かりやすい不調と、分かりにくい不調があります。
    とくに“内側の流れ”に関わる負担は、はっきりしたサインが出るまで気づきにくいことがあります。[1]
  2. 情報が「断片」になりやすい
    ある人は糖質、ある人は脂質、ある人は運動…と、点の情報が増えるほど迷いやすくなります。
    でも本来は、身体は「流れ(入力→処理→出力)」で動いています。点ではなく、流れで見ないと整理できません。
  3. やることが多すぎる
    「これも、あれも」と足し算になるほど、続きません。続かないのは当然です。
    だから私は、まず食の引き算(抗炎症の食事法)として、負担になりやすい入力を減らすところから整理します。

ここまでの内容だけでも、あなたは責められる必要がないことが分かります。
では次に、「身体の流れ」を、できるだけ分かりやすく“設計図”として見ていきます。

第2章:身体の物理法則

身体を整えるとき、私はいつも物理(流れ・摩擦・圧・温度)から整理します。
なぜなら、気分や根性より先に、身体は「条件」で動くからです。

身体は「入力」と「流れ」でできている

食べるものは、身体の中では「材料」であり「刺激」でもあります。
そして、材料が入ったあとに大事なのが流れです。
たとえば、油(脂質)は“身体の中での扱い方”が独特で、流れの途中で詰まりやすいポイントが出やすいと整理できます。[3]

週合計で見ると、現実が見える

1回の食事で判断すると、毎回反省になってしまいます。
でも身体は「週合計」のほうが実態に近い。
週の中で、揚げもの・炒めもの・加工食品が重なるほど、内側の負担は積み上がりやすいと整理できます。[3][4]

合図は「胃のあたり」ではなく、もう少し右に出ることがある

「胃がもたれる」と言うと、多くの人はみぞおちを触ります。
でも実際には、もう少し右側の肋骨の下あたりを“重い”と感じる人もいます。
これは断定ではありませんが、身体の流れ(胆・膵を含む)を“設計として”考えると、説明がつく場面があります。

ここまでで、身体を「流れ」で見られるようになりました。
次は、今回のテーマである膵臓(すいぞう)という“油の要所”を入り口に、食の引き算を整理します。

第3章:食の引き算(抗炎症の食事法)

膵臓は、炭水化物・脂肪・たんぱく質の消化に関わる酵素を出し、さらに血糖の調整にも関わる、かなり忙しい臓器です。
そして「油(脂質)」の流れを考えるとき、膵臓は要所になります。

ここで大切なのは、怖がらせることではありません。
“今の生活で起きやすいズレ”を、身体の設計図として整理し、今日からできる最小の引き算に落とすことです。

小麦粉(グルテン)— 免疫ボディーガードの迷走を止める

植物性の油 — 神経のショートとサビを防ぐ

乳製品 — 大人の身体に不要な「過剰な成長」を引く

甘いもの — 細胞の「焦げ」と炎症を助長する

なぜ「植物性の油」が要所になりやすいのか

油は、温度と時間で性質が変わりやすい。
とくに高温の調理では、油が酸化して、アルデヒド類などの“刺激になりやすい成分”が増えることが報告されています。[3]

ここでのポイントは、オリーブオイル等の名前で安心することではなく、「高温×繰り返し×頻度」という条件を減らすこと。
つまり、揚げもの・強火炒め・加工食品が重なる週を、まず減らす。それが現実的です。

必須の表

引くもの(固定4要素) 起きやすいズレ(整理) 最小の置き換え例(現実的)
小麦(グルテン) お腹・肌・気分の揺れが「説明しにくい形」で続きやすい まずは朝のパンを週合計で減らす(米・芋・汁物へ)
植物性油(オリーブオイル等) 高温調理が重なると“内側の刺激”が増えやすい可能性 揚げものの頻度を先に落とす(週0→週1→隔週)
乳製品(カゼイン) だるさ・粘り・重さが抜けにくいと感じる人がいる まずは「毎日」をやめて“間隔”を空ける
甘いもの(人工甘味料・果物・干し芋含む) 眠気・集中の波が大きくなりやすい 甘い飲み物を白湯or緑茶へ(最初の一歩)

腫瘍マーカーや検査の話は「期待しすぎない」整理が大切

ここは慎重に言います。
検査やマーカーは大切な場面がありますが、万能ではありません。
だからこそ日常側で、リスク要因になりやすい入力を減らすという整理は価値があります。[2]

今日の最小の一歩:「揚げもの(+強火炒め)」の週合計を1回だけ減らす
完璧は不要です。まず“流れ”を変える一歩で十分です。

第4章:身体の再設計(まっすぐな柱(鉛直軸)・足裏三点支持)

食の引き算が「入力の整理」だとしたら、身体の再設計は「流れを通す土台」です。
ここで私が重視するのが、まっすぐな柱(鉛直軸)と、足裏三点支持です。

鉛直軸:力みを減らすと、内側は静かになる

背中や首が常に緊張していると、呼吸が浅くなりやすい。
呼吸が浅いと、身体は“緊急モード”に寄りやすい。
すると食の引き算をしても、体感が追いつきにくいことがあります。
だから、鉛直軸を整えて「余計な力み」を減らすことが、結果として近道になる場面が多いのです。

足裏三点支持:歩くほど、整う“条件”を作る

足裏は、身体の土台です。
「かかと」「親指のつけ根」「小指のつけ根」の三点が使えるほど、上に積み上がる柱が安定しやすい。
そして柱が安定すると、歩くときの揺れが減り、呼吸が整いやすくなります。

未来情景:身体のことを考えなくなる日常へ

朝、起きた瞬間に身体が軽い。
昼、食後にぼーっとしにくい。
夜、スマホを置いたら自然に眠れる。
外出が億劫ではなく、歩くことが“整える時間”になる。
こういう日常は、才能ではなく、条件の積み重ねで作れます。

FAQ

Q1. 揚げものは完全にやめないといけませんか?

完全でなくて大丈夫です。
まずは「週合計」を1回減らす。そこからで十分、流れが変わり始めます。

Q2. オリーブオイルは使ってもいいですか?

ここは「油の名前」より「条件」を優先して整理します。
高温・繰り返し・頻度が重なるほど、刺激になりやすい成分が増える可能性があるため、調理の条件を見直すのが現実的です。[3]

Q3. 外食が多いときは、何から引けばいいですか?

いちばん効率が良いのは、揚げものを“主役”にしないこと。
次に、甘い飲み物を白湯or緑茶へ。これだけでも週合計が変わります。

Q4. 身体のサインが分かりません。どう観察すればいいですか?

まずは「食後の重さ」「眠りの質」「朝の軽さ」を、1週間単位でメモしてください。
変化は日ごとより、週合計で見たほうが分かりやすいです。

Q5. 検査やマーカーはどう考えればいいですか?

検査が必要かどうかは、あなたの状況と医療機関の判断が大切です。
一方で、マーカーは万能ではないため、日常側でリスク要因を減らす整理には意味があります。[2]

Q6. 続けられる自信がありません。

自信がなくて当然です。続かないのは意思ではなく「設計」が合っていないだけ。
だから私は、最初に“引き算”から始めます。やることを減らすほど、続きます。

お任せください(結び)

不安を消すために、頑張り続ける必要はありません。
身体は、条件が変われば、反応が変わります。

今日の一歩は小さくて大丈夫です。
「揚げものの週合計を1回減らす」
それだけでも、あなたの未来は動き始めます。

あなたの身体の設計図を、あなたの生活に合う形に“再設計”していきましょう。お任せください。

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    佐藤昌史(さとう まさし)

    佐藤 昌史(さとう まさし)

    「佐藤式 引き算の健康法」の創設者

    1995年の創業以来、健康業界一筋30年。
    「昨日の自分より、もっと深く身体の真理に近づきたい」。延べ8万人の身体と人生に向き合ってきた今もなお、最新の生体物理学から古の叡智までをコツコツと学び続ける一人の「生徒」でありたいと願っています。
    日々、技術を上達させ、知識を更新し続けること。それが私の生き甲斐であり、あなたへの誠実さの証です。

    ご予約・お問合せ:info@cs60japan.com 070-1045-4503

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    1. [1] 日本の公的ながん統計(膵臓に関する推計値)2024年版
    2. [2] 腫瘍マーカーCA19-9の臨床的限界に関する総説(2011年)
    3. [3] 高温加熱した植物油で生じる脂質酸化生成物(アルデヒド等)に関するレビュー(2019年)
    4. [4] 加工肉・赤肉のリスク評価に関する国際評価(2015年)

    免責事項

    本記事は医療行為を目的としたものではなく、健康情報を「学習の考え方」として整理した内容です。 体調の判断や対応はご自身の責任で行ってください。 症状が強い場合、急に悪化している場合、不安が大きい場合は、医療機関などの専門家へご相談ください。 本記事の情報によって生じたいかなる結果についても、筆者および提供者は責任を負いかねます。