からだの観察力とは?

テーマ③:からだの観察力とは?

あなたは普段、体のどんなサインに気づいていますか?
「疲れやすい」「同じ姿勢が続くとだるい」「なんとなく重い」——こうした小さな変化は、体が発しているとても大切なメッセージです。

からだ本来の使い方に戻るためには、まず“観察力”が欠かせません。
観察力とは、体がどの方向へ動きたがり、どこで無理が生まれているのかをそっと読み取る力のこと。
強い刺激を与えたり、無理にストレッチしたりする必要はありません。

体のサインはとても静か

足裏のわずかなねじれ、かかとの乗り方、呼吸の深さ、肩の高さ、骨盤の傾き——体は常に小さなサインを出しています。
しかし、多くの人がそのサインを見逃しています。

観察力とは、その静かなサインに気づく力。
これは誰にでも育てられる力で、特別な技術ではありません。

観察すると何がわかるのか?

観察を重ねると、次のような気づきが自然と生まれます。

  • 体が楽に感じる方向と、負担がかかる方向がわかる
  • クセの原因が「痛い場所」ではなく「離れた場所」にあることに気づく
  • 動きの流れが良い日と悪い日の違いがわかる
  • 自分の体が「本来どう動きたいか」が見えてくる

これは施術の世界でも大切にしている視点で、専門家の間でも“観察力がすべての基礎”と言われます。

あなたの体も、毎日サインを出しています

体は本来、とても正直でシンプルです。
無理な力を加えるより、ほんの少し「動きたい方向」を助けてあげるほうが、負担なく整いやすくなります。

観察力は、あなたの体に必要な整え方を“あなた自身が理解できるようになる方法”でもあります。

プロフィール写真

身体観察家/身体教育家 佐藤 昌史(1967年生)
大阪市中央区なんばにて、歩行・姿勢・足裏感覚・食習慣など“体の観察力”を育てる身体教育を行う。
延べ80,000件以上の経験をもとに、からだ本来の使い方へ戻す“やさしい整え方”を提案。
著書は Amazonランキング3作連続1位。
(写真:妻と共に)

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電話番号:070-1045-4503

※当ページの内容は医療行為・診断・治療を目的としたものではありません。必要に応じて医療機関の受診をご検討ください。