テーマ④-3|強い刺激はいりません(あなたの体の守り方)
年齢を重ねると、体は若い頃よりも少し繊細になり、
“強い刺激を受けると逆にこわばりやすい”という特徴が出てきます。
これは自然な変化であり、あなたが悪いわけではありません。
大切なのは、あなたの体が本来もっている “守る力” を尊重すること。
強く押されたり、急にねじられたりすると、体は身を守るために固くなります。
これは反射的な防御反応であり、人間としてとても正常な反応です。
強い刺激ほど、体は「守る」ほうへ反応する
“強く押される → 筋肉が固くなる”
“グイッと伸ばされる → 体が反射的に戻ろうとする”
こうした流れは、体に備わっている防御反応です。
一見ほぐれたように見えても、数時間後には戻ってしまうのは、
この「守る反応」が働いているからです。
そしてこの防御反応は、50〜70代になると特に強く出やすくなります。
若い頃と同じ刺激を求める必要はありません。
体は変化しているからこそ、触れ方も変わる必要があります。
やさしい刺激ほど、あなたの体は正しく整っていく
体は本来、
“痛くない・安心できる方向”
へ動きたがっています。
安心が生まれた瞬間、体は自然とほどけ始め、
ねじれや力みが少しずつ抜けていきます。
だからこそ、
「強い刺激が良い」
「痛いほうが効く」
という考えは、あなたの体にはあまり合いません。
やさしく触れられると、体は“守る”必要がなくなり、
本来の動きへ自然と戻っていきます。
この変化は静かですが、深く長持ちします。
「強いことはしない」から安心して体を委ねられる
初めて来られた方が驚かれるのは、
「こんなにやさしいのに、体が動きたがる方向がわかる」
ということです。
ゆっくり観察しながら、
あなたの体が“本当はどう動きたいのか”を読み取り、
その方向へそっと戻していきます。
強い刺激で無理に変えるのではなく、
体自身の力で整っていくのが理想です。
体は「押した分だけ押し返す」しくみがあります
机の上にある物を強く押すと、反対側へ強く滑りますよね。
人の体もそれと同じで、強い力を受けると、
反射で逆の力が働きます。
だからこそ、
やさしく触れ、体の声を聴きながら進めるほうが、深い変化につながる
のです。

身体観察家/身体教育家 佐藤 昌史(1967年生)
大阪市中央区なんばにて、歩行・姿勢・足裏感覚・食習慣など“あなたのからだの観察力”を育てる身体教育を行う。
延べ80,000件以上の経験をもとに、からだ本来の使い方へ戻す“やさしい整え方”を提案。
著書は Amazonランキング3作連続1位。
(写真:妻と共に)
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※当ページの内容は医療行為・診断・治療を目的としたものではありません。必要に応じて医療機関の受診をご検討ください。