更新日:2025-12-24
足裏三点(踵骨・拇趾球・小趾球)を“崩さず使う”整理
このページは足シリーズの分岐①です。
三点は「踏みつける場所」ではなく、立位・歩行で接地を見失わないための地図として整理します。
※痛み・しびれ・悪化が出る場合は中止し、医療機関・専門家へご相談ください。
足シリーズ|ナビ(ハブ+3分岐)
結論:三点は「点を増やさない」ほど再現しやすい
まずは三点(踵骨・拇趾球・小趾球)を“感じられる状態”にして、崩れを減らします。
1. 三点の役割(超シンプル)
三点は「均等に踏む」より、歩行の中で“行き来できる”ほうが自然です。
- 踵骨:後ろの支点。抜けすぎると前に倒れやすい
- 拇趾球:内側前の支点。消えると内側アーチが保ちにくい
- 小趾球:外側前の支点。消えると外側へ逃げやすい
2. 崩れパターン(よくある3つ)
まずは「自分がどこで抜けるか」を把握すると修正が速いです。
- 内側だけに乗る → 小趾球が消える
- 外側に逃げる → 拇趾球が消える
- 指が浮く → 前の二点(拇趾球・小趾球)が薄くなる
3. ハブにつなぐ(静かな接地)
三点が見えると、静かな接地の“調整”がしやすくなります。
- 歩幅を少し小さくする
- 足を前に投げず、足の上に体重を乗せる
- 足趾は握りこまず、三点が残る範囲で歩く
参考文献・出典(Static Citation/非リンク型)
- Hicks JH. The mechanics of the foot. II. The plantar aponeurosis and the arch. Journal of Anatomy. 1954;88(1):25–30.
- Kelly LA, et al. Intrinsic foot muscles have the capacity to control deformation of the longitudinal arch. Journal of the Royal Society Interface. 2014;11:20131188.
- Venkadesan M, et al. Stiffness of the human foot and evolution of the transverse arch. Nature. 2020;579(7797):97–100.
免責事項:
本記事は、歩行や足部の「学習の考え方」を整理する一般情報であり、医療行為(診断・治療・処方)を目的としたものではありません。 痛み、しびれ、麻痺、腫れ、発熱、外傷、症状の悪化がある場合は、自己判断で無理をせず、医師等の医療専門職へご相談ください。
本記事は、歩行や足部の「学習の考え方」を整理する一般情報であり、医療行為(診断・治療・処方)を目的としたものではありません。 痛み、しびれ、麻痺、腫れ、発熱、外傷、症状の悪化がある場合は、自己判断で無理をせず、医師等の医療専門職へご相談ください。