【本記事の知恵と哲学について】
本記事は、身体教育家・佐藤式の視点から、心の安定と身体の健康を取り戻すための**食の引き算の哲学**を解説しています。また、その理論は**日本の病を治す 吉野敏明チャンネル**で語られた内容に基づき、解説しています。
【健康資産を守る】心の不調と慢性炎症の真犯人:「食の引き算」で断つべき4つの病気の元
心の不調、慢性的な疲労、原因不明の体調不良。これらは、ストレスや環境の変化だけでなく、実は毎日の食生活に潜む**「病気の元」**が引き起こしているケースが少なくありません。
健康を本質的に回復させるには、栄養を「足す」よりも、まず身体を傷つける物質を「引く」ことが最優先です。本記事では、あなたの健康資産を蝕む、特に注意すべき4つの原因物質とその影響を深掘りします。
1. 【第1の原因物質】精製された甘いもの (砂糖・ブドウ糖果糖液糖など)
甘いものは一瞬の満足感を与えますが、心の安定と身体のエネルギー代謝に深刻なダメージを与えます。
影響のメカニズム:血糖値の乱高下とホルモン変動
- **コルチゾールの過剰分泌:** 精製糖質の急激な摂取は血糖値をジェットコースターのように乱高下させます。身体はこれを緊急事態と認識し、ストレスホルモンであるコルチゾールを過剰分泌。これが慢性的な不安や自律神経の乱れに直結します。
- **腸内環境の悪化:** 悪玉菌の主要な餌となり、腸内細菌のバランスを崩壊させます。腸は「第2の脳」とも呼ばれ、心のホルモン(セロトニン)の大部分が合成される場所であるため、腸内環境の悪化は心の不調に直結します。
2. 【第2の原因物質】小麦粉とグルテン
パン、パスタ、うどん、お菓子など、現代食の根幹をなす小麦製品も、多くの人にとって**病気の元**となっています。
影響のメカニズム:「腸の穴あき」と炎症
- **グルテンによる腸壁の損傷:** 小麦に含まれるグルテンは、特に小腸の粘膜にダメージを与え、「ゾヌリン」という物質を増加させます。これにより腸壁の細胞間の結合が緩み、腸に穴が開いた状態(リーキーガット)を引き起こします。
- **自己免疫疾患のリスク:** 穴が開いた腸壁から未消化の異物が血液中に侵入することで、全身に慢性炎症が広がり、アレルギーや自己免疫疾患の発症リスクを高めます。
3. 【第3の原因物質】過剰な植物油(オメガ6系)
サラダ油、コーン油、大豆油など、安価で加工食品に多用されるオメガ6系の植物油の過剰摂取は、体内の油のバランスを破壊し、最も厄介な**「神経の慢性炎症」**を引き起こします。
影響のメカニズム:炎症性サイトカインの激増
- **炎症の引き金:** オメガ6脂肪酸は、身体の防御反応に必要な炎症を引き起こす役割も持っていますが、過剰になるとこれが**慢性化**します。体内でIL-6やTNF-αといった炎症性サイトカインを激増させます。
- **神経系への直接攻撃:** これらの炎症性物質が血液脳関門を超えたり、腸管の神経に作用したりすることで、脳や神経系に慢性的な炎症を引き起こし、セロトニンを取り込む機能などに悪影響を及ぼします。
4. 【第4の原因物質】食品添加物と加工食品
コンビニ食、冷凍食品、スナック菓子などに含まれる食品添加物も、複合的に腸管を攻撃する**病気の元**です。
影響のメカニズム:腸への負担と栄養吸収阻害
- **腸管粘膜の破壊:** 乳化剤、人工甘味料、保存料などの添加物は、それ自体が腸管の細胞にとって異物であり、継続的に摂取することで粘膜に微細な炎症と負担を与え続けます。
- **必須栄養素の欠乏:** 加工食品はカロリーは高い一方で、身体が必要とするビタミン、ミネラル、タンパク質が決定的に不足しています。セロトニン合成に必要なトリプトファンやビタミンD、鉄分などが不足することで、心の不調を引き起こします。
まとめ:「食の引き算」こそが真の健康法
〜身体は「入れるもの」でなく「抜くもの」で変わる〜
現代の食生活に潜むこれらの**4つの病気の元**は、それぞれが独立して身体を蝕むだけでなく、**相乗効果**で全身の慢性炎症と心の不調を加速させます。
**あなたの健康資産を今日から守るために、まずは「食の引き算」を始めましょう。これらの病気の元を完全に断ち切ることで、身体が本来持つ回復力を呼び覚ますことができます。**
【心の不調を根本から解決する】
📚 うつ病シリーズ全編を読む
身体の深部の乱れを調整し、細胞を教育することで、食の引き算の効果は高まります。
30年の経験を持つ私たちに、お気軽にご相談ください。
(元動画:[YouTube 激増するうつ病](https://www.youtube.com/watch?v=y_xAP_Ihon0))