「枕難民」という言葉があるように、自分に合う枕やマットレスを探して、何十万円も使ってしまう方が後を絶ちません。
しかし、身体教育家として30年の経験から申し上げます。
「寝具に身体を合わせる」のではなく、「どんな寝具でも寝られる身体」を作ることこそが、本質的な解決策です。
本来、動物はフローリングでも熟睡できる
赤ちゃんや野生動物を見てください。彼らは身体の緊張がなく、骨格が整っているため、硬い床の上でもぐっすりと眠ることができます。
もしあなたが「ふかふかのベッドじゃないと腰が痛い」と感じるのであれば、それは寝具のせいではなく、あなたの骨格が歪み、筋肉が緊張して「硬い床」を受け止められなくなっているからです。
佐藤式・骨格調律の視点:
身体のサビ(老廃物・静電気)を抜き、骨格を本来の位置に戻せば、筋肉の過緊張は解けます。すると、驚くほどシンプルな寝具でも、朝まで深く眠れるようになります。
次は、眠れない原因とされる「メンタル」の問題について、身体の視点から切り込みます。