夜中のトイレや尿漏れは「年のせい」ではない?膀胱を硬くする油の恐怖と、3年で戻す方法
夜中のトイレや尿漏れは「年のせい」ではない?膀胱を硬くする油の恐怖と、3年で戻す方法
現代病の元 ~本来の体に戻るための4つの課題~

夜中のトイレや尿漏れは「年のせい」ではない?膀胱を硬くする油の恐怖と、3年で戻す方法

こんにちは。身体観察家の佐藤 昌史です。

「最近、夜中に何度もトイレに起きる」
「くしゃみをした瞬間、ヒヤッとしてしまう」

50代を過ぎると、こうした排尿のトラブルに悩まれる方が急増します。
多くの方は「これも老化現象だから仕方がない」「筋肉が衰えたからだ」と諦めてしまいます。

しかし、身体観察家として断言します。
その不調は、単なる「年のせい」ではありません。
長年の食事によって、あなたの膀胱(ぼうこう)が「硬く、縮んでしまっている」ことが本当の原因なのです。

今回は、前回お話しした「腎臓リハビリ」の続編として、特に相談の多い「頻尿・尿漏れ」のメカニズムと、薬に頼らず解決する方法をお伝えします。

1. 膀胱は「ゴム風船」~硬化のメカニズム~

膀胱は、腎臓で作られた尿を溜めておく袋です。
健康な膀胱は、柔らかい「新品のゴム風船」のようなものです。
尿が溜まれば大きく膨らみ、出すときはギュッと縮んで排出します。

しかし、あるものを長年摂取し続けると、この風船が「古くなったゴムホース」のようにカチカチに硬くなり、弾力を失ってしまいます。
その犯人が、「植物性の油(現代病の元)」です。

なぜ油で膀胱が縮むのか?

サラダ油、揚げ物、加工食品……。
これらに含まれる酸化した油を20年、30年と摂り続けると、膀胱の組織が変質し、萎縮(いしゅく)してしまいます。

  • 硬くて膨らまない: 少し尿が溜まっただけで満タンの信号が出てしまう(=頻尿)。
  • 口を締める力が弱い: おしっこを止める筋肉(括約筋)がうまく動かず、漏れてしまう(=尿漏れ)。

これが、排尿トラブルの正体です。年のせいではなく、「油による組織の劣化」なのです。

2. 男性の悩み「残尿感」と前立腺

男性の場合、この「悪い油」の影響は前立腺にも及びます。
油によって肥大した前立腺が、すぐ近くにある膀胱にグーッと食い込んでくるのです。

すると、膀胱が物理的に圧迫され、容量が減るだけでなく、常になにかが残っているような不快感(残尿感)が生まれます。
「出し切ったはずなのにスッキリしない」という感覚は、腎臓からのSOSサインかもしれません。

3. 女性の悩み「尿漏れ」と更年期

一方、中高年の女性の場合、尿漏れは単独で起きるのではなく、「更年期障害(イライラ・不安)」とセットで現れることが多いのが特徴です。

「急に不安になってドキドキする」
「わけもなくイライラしてしまう」

実は、これも原因は同じです。
植物油や甘いもの(砂糖)が、膀胱だけでなく、脳のホルモンバランスまで乱してしまうからです。
尿漏れパッドで対処しても根本解決にならないのは、この「内側からの炎症」が止まっていないからなのです。

4. 解決策:3年かけて「油」を抜く

では、どうすれば硬くなったゴム風船を、元の柔らかさに戻せるのでしょうか?
答えは一つ。「新しい油を入れるのを止め、動かしてほぐす」ことです。

① 完璧な「断油」

今日から、植物油(サラダ油、ごま油、オリーブオイル含む)を使った料理を一切やめてみてください。
「炒める」「揚げる」を、「煮る」「蒸す」「焼く」に変えるだけです。

② 腎臓リハビリ(歩行)

油を止めた上で、1日6,000歩~8,000歩を歩きます。
血流を良くすることで、硬くなった組織に酸素を送り込み、少しずつしなやかさを取り戻していきます。

5. 半年で「夜起きなくなった」

体から悪い油が完全に抜けるには、約3年かかると言われています。
「そんなにかかるの?」と思われるかもしれませんが、逆に言えば、3年続ければ体は必ず応えてくれるということです。

実際に、この方法を実践された方の多くが、半年ほどで変化を感じています。
「毎晩4回起きていたのが、気づけば朝まで眠れるようになった」
「くしゃみをしても怖くなくなった」
「イライラしなくなって、家族に優しくなれた」

尿漏れパッドに頼る生活から卒業し、安心して外出できる未来を取り戻しましょう。

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佐藤 昌史 (写真:妻と共に)
身体観察家 佐藤 昌史(1967年生)
大阪市中央区なんばにて、歩行・姿勢・足裏感覚・食習慣など“体の観察力”を育てる身体教育を行なっています。
延べ80,000件以上の経験をもとに、からだ本来の使い方へ静かに戻す“やさしい整え方”を提案。
著書は Amazonランキング3作連続1位。
一人ひとりの体の声を丁寧に聴きながら、無理のない方向へ導くことを大切にしています。
ご予約・お問合せ:info@cs60japan.com
電話番号:070-1045-4503

引用・参考文献:

  • [source] 吉野敏明チャンネル, “腎臓リハビリテーションと食事療法”
  • [context] 植物油摂取と膀胱機能・前立腺肥大に関する見解(吉野敏明医師、船木専門医)

※本記事の内容は、特定の医学的助言を提供するものではなく、情報の提供を目的としています。
※本記事は吉野敏明医師の提言や公開情報を元に、身体観察家の視点で構成したものです。
※健康状態に関する判断や治療については、専門の医師にご相談ください。
※引用されたエビデンスは記事執筆時点のものであり、将来的に更新される可能性があります。